■デフォルトリスクFX
万ドル(約1億9000
FX万円弱)、権利行使価 格は、当時の株価の半値以下、そして権利行使日までは9日間。どうみても「勝ち目のな
日経225い勝負」 にうつる。だが、結果は2億7000万ドル以上の利益を出したということだ。 一方、国内市場では、破綻したある不動産会社のCB発行による資金調達に絡んで、某外資系証 券が同社株を事前に「空売り」していたとの話がある。債務や資金繰りに疑問符が投げかけられて いた企業への資金調達話と、それにまつわる一連の投資行動。その不透明な資金調達によっても短 期債務は過剰とされてはいたが、結果はやはり民事再生法の申請
投資信託だった。この不動産会社の株価、 噂される某証券が空売りを始めたとされる5月は600円台だったが…。 先日、米格付け会社が、今後の景気悪化により、世界中のジャンク債(投資不適格債)のデフォ ルト率が一割に達する可能性があるとレポートしたようだが、
資産運用デフォルトリスクは何もジャンク債 ばかりとも言えないようだ。投資適格とされている債券にも、今や利回りが米国債を10%以上上回 るディストレス債となっている割合が、過去最高水準に迫る勢いだという。一部アナリストが指摘 するように、これを受け、来年以降、記録的な規模で経営破綻が発生する可能性もあろう。
外国為替証拠金取引景気減 速の米国、この先社債市場が混乱したときは、リスクなのか、あるいはチャンスなのか…。 先週米政府から、08年の原油相場平均予想が119.09ドルへと引き下げられたが、目先の為替相 場は、今しばらく原油価格に一喜一憂する展開だろうか。ファンドや個人の投げ売りからだろうか、 値を消していた直近の豪ドル/円相場は、3月から先月104円台への上げ幅に対するフィボナッチ 61.8%押し水準をも達成しており、一旦は下げ止まりとなるのか注視したい局面だ。(和千) ユーロ崩壊と投機資金 原油下落・ドルの逆襲 本邦ではドル円が110円になったことがニュースになっているだろうが、世界的にはなんといってもユーロの崩壊であろう。 7月15日の高値、1.6037から1カ月も経たずに1.5035、特に昨日は300ポイントもの暴落であった。これをドル円に換算すると、一気に115円に相当するほどの大暴落である。 きっかけはトリシェ欧州中銀(ECB)総裁の7日の会見だった。ECB理事会後の記者会見で「最近の経済指標は、2008年半ばの実質域内総生産(GDP)成長の弱まりを示しているが、第1・四半期の成長が特別に強かったことからこれは一部予想されていた」と指摘、その上で「現在の金融政策スタンスはわれわれの目標達成に寄与する見通しだ」と語った。 これは、ブンデスバンクの血を受け継いだECBが「インフレ警戒」ではなく、成長配慮を示したことを意味し、ユーロとドルの金利差拡大に基づくユーロ上昇シナリオが崩壊しつつあることを示す。 さらに、ユーロ圏の景気下振れが意識されていることも懸念材料で、「4―6月期ユーロ圏GDPも低成長で、ユーロ売り材料になる」との観測がにわかに出てきた。 もう一つの要因は原油下落。ヘッジファンドなど投機筋は、マクロストーリー(デカップリングシナリオに基づくドル売り、米株売り、ユーロ買い、資源買い)を仕掛けていた。それが、米株の空売り規制に始まって原油の高騰が止まり出すと、投機的ポジションが巻き返しされ、原油急落が始まった。原油安・ユーロ圏の利上げ停止、ファンダメンタルズ悪化は、米株売り、ドル売りという米国一人負けシナリオの修正を迫った、というわけである。 肝心なことは、ドルおよびアメリカが単体で上昇要因を持っていたわけではないことだ。フレディマック、ファニーメイは赤字決算であったし、景況感も良くなっていない。 相場の次元でいえば、投機的ポジションが整理されたに過ぎない、といえる。その意味ではこの相場が続くかどうかは、原油の需給好転、世界的景気後退シナリオの蓋然性、ユーロ圏の減速確認などが必要となろう。 今週以降、次々と出る第2・四半期独GDP速報値、第2・四半期仏GDP速報値(14日)に注目だ。 (石上) ドル円は目先上げ一服感台頭 福田改造内閣は短命 福田改造内閣が発足した。主要な経済閣僚には、与謝野経財相、伊吹財務相が就くなど、財政再建を重視した姿勢も伺える。だが、景気は減速し、選挙前でもある。一部、補正予算は数兆円規模と指摘されるなど、財政出動の規模拡大への思惑はこの先、債券市場へ思わぬ悪材料となるかもしれず、要注意だ。 一方、世論受けの良い麻生幹事長誕生により、来年早々にも噂される解散総選挙へ向けた動きも本格化しそうだ。前述、補正予算成立と麻生人気で与党に勝ち目はあるのか。市場は早くも、総選挙後の株式相場を見据え、各シナリオを描き始めている。無策な政府へ海外投資家はどう反応するのか。クウェート投資庁による対日投資増額のニュースなどは、稀なケース。楽観的ではいられないはずだが…。 原油価格120ドル割れもあり、FOMC声明のようにインフレ圧力はこの先緩和されるだろうか。ただ、景気後退が濃厚な米国のこと。金利据え置き後の次の一手は、市場が織り込む「利上げ」ではなく、寧ろ「利下げ」ではなかろうか。一方、国内でも、景気の基調判断が下方修正されるなど、徐々に「利下げ」への可能性も高まりそうだ。 ドル円相場、テクニカルでみれば、昨年6月からの下げ幅に対する半値戻しをほぼ達成しており、目先は上げ一服感台頭が予想される。 (和千) 早期利上げは考えづらい 失業率が示す金融政策 注目の米7月失業率は5.7%へ悪化した。普通だったら、利下げ再開の可能性を浮上させた結果といえるのではないか。 FRBが4四半期に一度リバイスしている経済見通しにおいて、最新のものは6月FOMC議事録で公表されている。その中で、2008年末時点の失業率予想の中心は5.5―5.7%、レンジは5.5―5.8%だった。 つまり、今回の失業率の結果は、まだFRBの予想の範囲内ではあるが、年末時点で予想していた数字が、この7月の結果で早々と出たという意味では、FRBが今後失業率予想を厳しく修正する必要を検討しなければならないほど心配な結果だったということではないか。 ちなみに、今年1月初めに発表された失業率(昨年12月分)が5%となり、当時のFRBによる2008年末時点の同予想中心4.8―4.9%を超えると、その後FRBは1月下旬緊急大幅利下げ、1月末追加利下げといった具合に「電光石火」の利下げに動いた。 FRB予想を0.1ポイント上回っただけで、記録的な利下げに動いたわけだ。今回はまだ予想を上回ってはいないが、予想の上限ギリギリの数字ではあったのだから、すぐに緊急利下げとはならないにしても、4月末でいったん打ち止めとなった形の利下げを、もう一度再開する可能性も頭をよぎらせた可能性はあるのではないか。 基本的に、失業率と金融政策の間には一定の関係があるという。具体的には、これまで失業率が上昇している中で利上げがおこなわれたことはないという。 ここに来て、インフレ懸念から米早期利上げへの注目も一時高まったが、上述の実績からすると、今回、失業率が5.5%から5.7%へ上昇したことを受けて、早期利上げは基本的に難しくなったと考えられる。 そもそも今年に入ってから失業率の振れ幅は大きい。1月と6月に発表された失業率は、前月から何と一気に0.4―0.5%もの大幅上昇だった。今回の失業率については、5.5%から5.6%へ小幅上昇が一般予想だったが、結果は0.2ポイントの上昇だった。こういった中で、すぐに利下げ再開ということではなくても、早期利上げというのは基本的には考えづらいのではないか。=蒼い稲妻= 特徴多い8月相場 圧倒的な「円高有利」 金融市場は先週末から名実ともに8月相場入りしているが、8月のドル/円相場は過去の経験則を考慮すると、幾つか特徴なパターンが見て取れる。以下で3つにわけて報じてみたい。 まず挙げられる最大の特徴的は、圧倒的な「円高有利」―ということだろう。調べてみると90年以降昨07年までの18年間で6勝12敗、つまり3回に2回まではドル安・円高に振れていることが見て取れる。それも、比較的最近そのパターンが多く、実際98年以降05年までの8年連続を含め、直近10年では実に9回でドル安・円高となっている。 ちなみに、そんな「8月円高有利」説は需給的にも一応の説明が付けられる。 そのひとつは、月の半ばにかけて実施される米債の償還や利払いが通常の月に比べて非常に多いこと。また、ボーナスシーズンを過ぎ、7月は活発だった日本からの資金流出が減少することも無視出来ない要因だろう。 次に見られる特徴はと言うと、意外なことに1年を通しても小変動に留まる傾向が少なくないということだ。昨年はちょうどサブプライムローン問題が世界的に広まったということもあり、月間を通した値幅が8円を越えるなど例外的な動きだったが、一昨年8月の変動幅は3.53円でこれは年間を通して9位、05年同8位、04年は同10位などとなっている。 これには、欧米はもちろん日本においても盆休み休暇やサマーバカンスなどをとる市場参加者が多いことで、取引自体が低調になり易いことが影響を及ぼしているのかも知れない。 8月相場に見られる最後の特徴は、7月同様に月初or月末のいずれかに、月間のドル高値かドル安値を記録することも少なくないようだ。 いずれの要因も飽くまで経験則、過去のパターンを参考にしたもので、しかも的中率が100%というわけではない。当たるも八卦、当たらぬも八卦と言えるだろう。 しかし、今年のドル/円相場を振り返ってみると、6月や7月のように過去の経験則にピタリとはまる展開をたどる月が少なくない。 飽くまでもリスク要因ということだが、取引をされる方は頭の片隅にでも一応留めておいていただければと思う。(鹿の角) 時代逆行の反動内閣だ 公明党が本質を見抜いた 福田内閣の改造が発表された。目玉は必至に口説いた麻生幹事長だろうが、内閣の顔ぶれは、失望、絶望内閣だ。 第1に、古くさい派閥均衡内閣ということだ。各派閥から必ず1人入閣というのは派閥抗争が凄まじかった(つまり権力抗争という形ではあるものの、政策論争はあった)時代よりも逆行してしまっている。良く言えば、挙党一致内閣、悪く言えば「絶対既得権益は破壊できない」内閣といえる。 第2に、その証拠として郵政で党を出された人間が入閣していることだ。野田氏はその代表だ。自民党は郵政で自らの党を割って大勝した。大勝したのは改革を推し進めた小